ドライバーの日常

前職でもトラックドライバーとして配送業務をしていました。仕事自体は充実していたのですが、ドライバーに対する会社の労務管理という点で少し不信感の様なものがありました。細かいことなのですが、防ぎようのない貰い事故でも、その費用が給料から天引きされるなど、様々な制度の在り方がドライバー目線ではないなという気がして転職を考え始めました。私は、トラックドライバーの仕事に誇りを持っています。ですから、この転職で重視したのは、その会社のドライバーに対する姿勢。そこにリスペクトや感謝があるかを見ていました。いくつかの運送会社を受けたのですが、ウインローダーは面接で私の人間性の部分に重きをおいているなと感じましたし、内容も濃かったです。同時期に受けていた他社の面接がトラックの運転経験があるかどうかだけを重視するのと対照的でしたね。ドライバーを大切にしてくれている会社だと思い、この会社に決めました。

最初は、運ぶモノが様々で戸惑いました。前職でも多くの配送件数をこなし、それなりに自信があったのですが、ウインローダーの荷物は不定形や重い物が多く、荷積みや配達の仕方に工夫が必要で慣れるまでは少し大変でしたね。ただ、教育制度がしっかりしているなと思いました。独り立ちするまでは担当指導ドライバーが同乗するのですが、厳しさも優しさも含めて私個人としてはとても良い先輩に巡り合えたなと思います。また、会社の歴史や経営数字を理解する研修もあり、組織として業務に慣れる為のフォローをしてくれる会社だなと感じました。ウインローダーは、他社と比べて長い期間働いているドライバーの方々が多いなとは思ったのですが、こういったことが背景にあるのかなと思っています。

コースを任されるようになって、その日の配達件数をミスなくこなすことができた時の達成感が最高ですね。事前に頭の中で予定していた通りの配達手順で手際よく配達ができると快感です。また、何度かお客さまの処に通うことで、関係性ができて、労いの言葉をいただいたりするとやはり嬉しくなり、ここでの仕事を選んで良かったなという気持ちになります。

どんな人が向いているかと言えば、素直で、真面目で、熱意がある人。そしてドライバー業務に誇りを持って臨める人ですかね。やってみて思ったのですが、率直にいって、過去の運送ドライバー経験は関係ないなと思いました。経験より気持ちの前向きさがある方がむいている気がいたします。