事務管理課課長
中村寛子

女性トラックドライバーを目指し、
大学卒業後に新卒で入社。
配属先は予想に反し事務職。
その後、事務職として経験を積み女性初の管理職に。

入社23年目。結婚、出産、育児を経て、
女性が働きやすい環境づくりに奔走中。

ウインローダー 事務管理課課長 中村寛子
ウインローダー 事務管理課課長 中村寛子
ウインローダー 事務管理課課長 中村寛子

ウインローダー 事務管理課課長 中村寛子

「ありがとう」「おかげさま」
皆さまのおかげで仕事ができているという
感謝の気持ちをいつでも持って

Q ウインローダーへの入社のきっかけを教えてください。

体育大学だったので体力には自信がありました。それに加えて車が好きだったので、物流業界で働きたいと思っていました。ウインローダーは大学で開催された合同セミナーで知りました。人事課長や社員の人柄が良く、話しぶりから社風が伝わってきました。また、当時の社長の、正義感や使命感にも惹かれました。女性ドライバーも活躍していると聞き、ドライバー志望で入社を決めました。しかし実際には、ハンドルを一切握らず今日に至ります(笑)。入社後の研修期間で、ドライバー同乗にも参加したのですが、4月末の配属先を決める面談時には、経理事務の経験値の方が上回っており、事務に自信がついていたので、「事務をやります!」と言いました。そこで方向転換しましたね。

Q 働く上で大切にしていることはなんですか。

「ありがとうございます」「おかげさま」、そうした感謝の気持ちを常々持つようにしています。会社には色んな人がいて、私と同じように、それぞれに得意不得意があると思います。人の悪いところに目を向けるのではなく、人の良いところを見つけ、伸ばし、感謝する。皆さんのおかげで今日も仕事が回っているということを感じながら仕事をしています。伝えすぎて悪いことはないですよね。「いつもありがとうございます」というのは挨拶代わりに伝えるようにしています。

ウインローダー 事務管理課課長 中村寛子

Q 中村さんと言えば、社内では「5S活動」の旗振り役という印象がありますが、なぜそこに取り組まれたのですか?

入社後、経理や現場事務を経験した後に、総務の人手不足で本社にいきました。当時、会社として環境マネジメントの国際規格ISO140001取得に取り組んでおり、その実現の為に社内の「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)」を徹底しようという経営方針が出されました。「大変そうだけどチャレンジしてみよう!」と思いプロジェクトリーダーになりました。5Sを専門領域とされている外部講師のご指導も受けながら、課員の皆さんに「整理」・「整頓」・「清掃」の大切さを伝え、職場での実践を画策しました。今振り返れば、当時は自分自身が頭でっかちで、深く理解できていなかったなと思います。そう思ったのは、出産・育休を終えて復職した後に、中途入社社員への研修で「5S」について時間をもらった時です。久しぶりに資料を振り返ったときに、そこに書いてあることと、昔体感したことがやっとマッチした感覚を覚えました。当時は、どちらかというと一方的に課員さんに話して活動していたのですが、今は、その人にとっての「不」(不安・不満・不快など)に感じている部分を改善のヒントに、深くコミュニケーション取れるようになりました。これは長く取り組んできたからこそ良い方向につながった結果だと思います。

テレワークのような新しい働き方を、
実際の現場でどのように活用すれば
円滑な運用ができるのか

Q 会社で初の女性幹部になられましたが、その時のきっかけや想いを聞かせてください。

当時、総務課長のポストが空いたため、「やってみないか」と声をかけられたのがきっかけでした。求められたらまず手を挙げよう、務まらなかったら降格してもらおうと、あまり深く考えず、しかしやるからには覚悟を持たなければと思い決断しました。その時から、女性の立場で言えること・言うべきことは、生意気だと言われてもしっかり言わせてもらおう!と常々思っています。

ウインローダー 事務管理課課長 中村寛子

Q 女性幹部として、新しい働き方について今度どのようにしていきたいですか。

運送業はどちらかといえば男性主体の業種だと思いますが、ウインローダーには優秀な女性社員がたくさんいます。そうした方たちの力があってこそ会社の発展があります。しかし、出産や子育てなど女性ならではのライフステージの変化により仕事との両立が難しい部分があります。上手にバランスをとりながら働けるように、テレワーク制度の導入を進めています。既に事例が出ていますが、それが浸透していなかったり、課題点も多くあります。更には、今や女性に限らず、男性も育児や介護等の様々な事情があってテレワークを必要とする場合もあります。ドライバーさんみたいにそもそもリモートワークが出来ない立場の方もいます。どのようにしたら皆さんの仕事が円滑に回せるのか、自分自身勉強して、整理をしながら導入を進めていきたいと思います。

Q 最後に、この会社でワクワクする瞬間を教えてください。

祖父が飛行機のパイロットをしていたこともあり、自分には運送・運輸系の血が流れていると勝手に思っています。物流があるから世の中が回っているという勝手な使命感もありますし、世の中になくてはならない業務を担っている!そんな強い想いが常々心の中にあるんですよね。職業に尊卑はない。尊い仕事だと思えるかどうかは自分次第ではないかと思います。入社してからは更に物流業界に対する想いが募り、使命感に一人で燃えていました。そんな中、社員の皆さんと連携してチームで何かをやり遂げた時、難しい案件をこなせた瞬間に達成感を感じます。お客様のお役に立てた、仲間に喜んでもらえた、そんな想いを感じたときに心が躍ります。

ウインローダー 事務管理課課長 中村寛子